今回のテーマは、花粉症対策としての運動です。
経験のある方もいらっしゃるかも知れませんが、運動をすると花粉症の症状が軽減したことありませんか？
運動によって、花粉症の症状緩和とダイエット効果が得られれば一石二鳥ですよね。、
では、なぜ運動をすると花粉症の症状が緩和されるのかを考えてみましょう！
1. 自律神経のバランスが整う
適度な運動は交感神経を活性化させ、副交感神経とのバランスを整えます。花粉症の症状は副交感神経が優位になると悪化しやすいので、交感神経が刺激されることで、ヒスタミンの放出を抑えたり、気道や鼻の粘膜の腫れを軽減する可能性があるとされています。
2. 抗炎症作用の促進
運動によって抗炎症作用を持つホルモン（コルチゾールなど）が分泌され、アレルギー反応を抑える可能性があります。また、適度な運動が抗炎症性サイトカイン（IL-10など）の分泌を促進し、アレルギー反応を抑える可能性があることが報告されています。
3. 血流の改善による鼻づまりの緩和
運動をすると全身の血流が良くなり、鼻の粘膜の腫れが軽減されることで鼻づまりが和らぐことがあります。
4. ストレスの軽減
ストレスはアレルギー症状を悪化させる要因の一つです。運動をすることでストレスホルモン（コルチゾール）の分泌が調整され、リラックスしやすくなり、花粉症の症状が軽減される可能性があります。
5. 体温の上昇と粘膜機能の向上
運動によって体温が上がると、気道や鼻の粘膜の機能が向上し、アレルゲンに対する防御機能が強化されることが考えられます。
注意点
ただし、激しすぎる運動は逆効果になることもあります。激しい運動をすると一時的に免疫機能が低下し、アレルギー反応が強く出ることもあるため、適度な強度の運動（ウォーキング、ジョギング、軽い筋トレなど）が推奨されます。
結論
トレーニングによって自律神経のバランスが整い、炎症が抑えられ、血流が改善されることで、花粉症の症状が和らぐと考えられます。
もし花粉症の症状が気になる場合は、室内での運動やマスクを着用した屋外運動を取り入れると良いでしょう。
次回は、食事による花粉症症状の緩和を考えてみましょう。
今日も素敵な１日になりますように。