今回のテーマは、日常生活における水分補給の大切さです。
気温も段々と上がってきて、汗をかく季節が近づいてきました。
特に5月は身体が暑さに慣れていない為、熱中症のリスクも高まります。(7~8月が最も多く発生)
今の内から対策をしておくことでリスクを軽減しましょう。
それではなぜ、普段から水分補給が大切なのかを詳しくみてみましょう!
1. 体温調節
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汗をかいて体温を下げる働きがあります。
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特に暑い日や運動時には、水分が不足すると体温調節がうまくいかず、熱中症のリスクが高まります。
2. 老廃物の排出
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尿や汗として体内の不要な物質を排出するのに水分が必要です。
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十分な水分がないと、腎臓に負担がかかりやすくなります。
3. 血液循環の維持
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水分は血液の主成分です。水分が不足すると血液がドロドロになり、循環が悪化します。
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脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高まることがあります。
4. 消化と栄養の吸収
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食べ物の消化や、栄養素を体内に吸収するためには水分が不可欠です。
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唾液や胃液の分泌にも水分が使われます。
5. 集中力・判断力の維持
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脱水状態になると、脳の働きが低下し、注意力や集中力が落ちます。
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頭痛やめまいの原因にもなります。
6. 肌や粘膜の健康
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水分が足りないと、肌が乾燥したり、喉や鼻の粘膜が荒れて風邪をひきやすくなります。
どれくらい水分を取るべき?
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一般的に 1日1.5~2リットル の水分が必要と言われています(食事から摂れる分も含む)。
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喉が渇く前に、こまめに水分をとるのが理想的です。
水分補給には基本的に「水」が最もおすすめですが、状況や体調に応じて他の飲み物も適しています。
以下に目的別で紹介してみます。
【日常生活での基本的な水分補給】
◎ 常温または冷たい水
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最も体に負担が少ない。
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カロリー・糖分なしで安心。
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こまめに少しずつ飲むのが理想。
【運動時・汗を多くかいたとき】
◎ スポーツドリンク(イオン飲料)
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ナトリウム(塩分)やカリウムなどの電解質を補給できる。
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ただし 糖分が多い ので、飲みすぎには注意。
◎ 経口補水液(OS-1など)
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脱水症状の初期~中度に対応。
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特に夏場や体調不良時に有効。
【食事中・軽い水分補給に】
○ 麦茶
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ノンカフェインで胃に優しく、ミネラルも含む。
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冷やしても常温でもOK。
○ ルイボスティー・黒豆茶などのノンカフェイン茶
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健康志向の人に人気。利尿作用が少ない。
【注意が必要な飲み物】
△ 緑茶・紅茶・コーヒー
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利尿作用があり、かえって脱水気味になることも。
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飲みすぎなければOK(1~2杯程度なら水分補給の一部として問題なし)。
× アルコール
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利尿作用が非常に強く、水分補給にはならない。
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飲酒時は水を併せて飲むのが必須。
補足
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朝起きた直後・入浴前後・就寝前・外出後などは意識して水分をとるとよいです。
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高齢者や子どもは脱水に気づきにくいので、こまめな声かけや習慣化が大切です。
適切なタイミングで、適切な飲み物を選択する事が大切だという事が分かったと思います。
次回は、運動時の水分補給を詳しく考えていきます。
今日も素敵な1日になりますように。