今回のテーマはミクロミネラルです。

前回のマクロミネラルについてはこちらの記事をご覧ください。
ミクロミネラル(微量ミネラル)とは、体内のおいて必要量は少ないですが正常な身体機能を維持するために重要な役割を果たすミネラルです。
これらのミネラルは、酵素活性や神経伝達物質の合成、免疫機能のサポート、骨の健康など様々な生理機能に関与しています。

ミクロミネラルの種類
一般的なミクロミネラルを挙げると、

鉄(Fe)
働き 赤血球を作るヘモグロビンの成分・酸素運搬、酵素の補酵素、免疫機能の調節
多く含む食品 レバー、肉類、貝類、藻類、納豆
1日の推奨栄養所要量
※米国科学アカデミー医学研究所の食品栄養委員会
成人男性:8mg/日
成人女性:18mg/日
妊婦:27mg/日
欠乏症 鉄欠乏性貧血
過剰症
※許容上限量0.8mg/kg体重/日
鉄沈着症
銅(Cu)
働き 酵素の活性化、鉄の代謝サポート、コラーゲンの形成、免疫機能のサポート、神経伝達物質の合成・保護
多く含む食品 ごま、牛レバー、ほたるいか
1日の推奨推奨量
※日本人の食事摂取基準(2020年版)
成人男性:0.9mg/日
成人女性:0.7mg/日
欠乏症 貧血
過剰症
※成人の許容上限量7mg/日
※通常は起こらない
亜鉛(Zn)
働き 免疫機能の維持、酵素の活性化、細胞の成長と修復、味覚・嗅覚の維持など
多く含む食品 牡蠣、豚レバー
1日の推奨栄養所要量
※米国科学アカデミー医学研究所の食品栄養委員会
成人男性:11mg/日
成人女性:8mg/日
妊婦:11mg/日
授乳婦:12mg/日
欠乏症 成長障害、免疫機能低下、味覚障害、嗅覚障害、性腺の発育・機能障害、皮膚炎、慢性下痢、低アルブミン血症
過剰症
※許容上限量0.66mg/kg体重/日
銅の吸収阻害のよる銅欠乏がもたらすスーパーオキシドジスムターゼ活性の低下、鉄の吸収阻害が原因の貧血、胃の不快感
セレン(Se)
働き 抗酸化作用、免疫機能のサポート、甲状腺ホルモンの代謝、DNA合成・修復、システインの代謝
多く含む食品 魚介類、肉類、穀物、乳製品
1日の推奨摂取量
※日本人の食事摂取基準(2020年版)
成人男性:0.03mg/日
成人女性:0.025mg/日
欠乏症 克山病、成長阻害、筋肉委縮、不妊症、免疫機能の低下
過剰症
※成人の許容上限量
男性0.45mg/日 女性0.35mg/日
疲労感、毛髪・爪の変化、吐き気、嘔吐、腹痛、心筋梗塞
クロム(Cr)
働き インスリンの効果の調節、糖・脂質・タンパク質代謝の調節
多く含む食品 穀物、肉類、野菜類など
1日の推奨摂取量
※日本人の食事摂取基準(2020年版)
成人:0.01mg/日
欠乏症 耐糖能異常、成長障害、タンパク質の代謝異常
過剰症
※成人の許容上限量0.5mg/日
※通常の食事では起こらない
ヨウ素(I)
働き 甲状腺ホルモンの合成、甲状腺の正常な機能維持、代謝の調節
多く含む食品 藻類
1日の推奨摂取量
※日本人の食事摂取基準(2020年版)
成人:0.13mg/日
欠乏症 甲状腺腫、甲状腺機能低下症
過剰症
※成人の許容上限量3.0mg/日
甲状腺腫、甲状腺機能亢進症の悪化
マンガン(Mn)
働き 酵素の活性化、骨と結合組織の形成、抗酸化作用、血糖代謝の調節、神経伝達物質の合成・保護
多く含む食品 青海苔、干しエビ、アーモンド
1日の推奨摂取量
※日本人の食事摂取基準(2020年版)
成人男性:4.0mg/日
成人女性:3.5mg/日
欠乏症 成長阻害、骨形成異常、生殖能力の欠如、運動失調、脂質・糖質の代謝異常
過剰症
※許容上限量11mg/日
疲労感、倦怠感、不眠、精神障害、歩行障害
モリブデン(Mo)
働き 酵素の活性化
多く含む食品 きな粉、大豆、落花生
1日の推奨摂取量
※日本人の食事摂取基準(2020年版)
成人男性:0.03mg/日
成人女性:0.025mg/日
欠乏症 ※通常不足する事は無い
過剰症
※成人の許容上限量
男性0.6mg/日 女性0.5mg/日
銅の吸収阻害

見ていただければわかる様に、これらのミネラルは体内において重要な役割を担っています。
ミネラルも他の栄養素と同様に、不足すると悪影響を及ぼす可能性がありますし、過剰に摂取したり偏った摂取もミネラルバランスが崩れ、悪影響を及ぼす可能性があります。
健康の為に取り組むべきことの第一歩は、食事内容や量に気を付けて生活することだと私は思います。
三大栄養素(タンパク質)(糖質)(脂質)それぞれご覧ください。
ビタミンについてはこちらの記事をご覧ください。
ミネラルについてはこちらの記事をご覧ください。

次回は食物繊維についてお話しますね。
今日も素敵な1日になりますように。

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