三大栄養素のバランス「PFCバランス」

こんにちは!

今回のテーマは 「PFCバランス」 についてです。

PFCバランスとは、

  • P=タンパク質(Protein)

  • F=脂質(Fat)

  • C=炭水化物(Carbohydrate)

の頭文字をとったもので、それぞれの栄養素が 総エネルギーに対してどのくらいの割合を占めるか を示す比率のことです。

ダイエットやトレーニングをしている方には馴染みのある指標かもしれませんが、健康的な食生活を送るうえでも非常に大切です。


日本人の食事摂取基準に基づくPFCバランス

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、年齢ごとにPFCの目標比率が定められています。

PFCバランス(男女共通)

年齢 タンパク質 脂質 炭水化物
1~2歳 13~20% 20~30% 50~65%
3~14歳 13~20% 20~30%(飽和脂肪酸は10%以下) 50~65%
15~17歳 13~20% 20~30%(飽和脂肪酸は8%以下) 50~65%
18~49歳 13~20% 20~30%(飽和脂肪酸は7%以下) 50~65%
50~64歳 14~20% 20~30% 50~65%
65歳以上 15~20% 20~30% 50~65%

※ 必要なエネルギー量を確保した上での比率。


計算例:30歳女性の場合

例として、30歳・女性・体重50kg・活動レベル「低い」の方を想定します。

この場合、1日の推定消費エネルギーは約 1650kcal

1日の必要量(PFCバランス:15%・25%・60%と設定)

栄養素 割合 kcal g換算
タンパク質 15% 247.5kcal 約61.9g
脂質 25% 412.5kcal 約45.8g
炭水化物 60% 990kcal 約247.5g

※換算式:タンパク質・炭水化物=1g=4kcal、脂質=1g=9kcal

👉 この女性の場合、タンパク質62g・脂質46g・炭水化物248g が目安になります。


PFCバランスを整える意味

  • 「何となく食べる」のではなく、自分に必要なエネルギー量を算出し、バランスを考えることが健康の第一歩。

  • 最初は少し面倒かもしれませんが、数字で把握することで 不足や過剰を防ぎやすくなります

  • 健康は「当たり前」ではありません。日々の積み重ねで守るものです。


まとめ

  • PFCバランスは「健康的な食生活」を考える上での基本指標。

  • 年齢ごとに目標範囲があり、自分の1日の消費カロリーから算出する。

  • まずは「大まかに」でも良いので、自分のPFCを意識することから始めましょう。


👉 次回は、三大栄養素の一つ 「タンパク質」 について詳しくお話します!

今日も素敵な1日になりますように✨

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